ヴァンテージワン™メンブレン
VantageOne™(ヴァンテージワン™)は4T FORTE™、M3™、Vektor2™に備わる連続した繊維配列(a)に代わりに、自動フラットベッドマシンとラミネーションで作られた分割パネル(b)構造です。実績のあるラミネーション技術に加え、接着剤や樹脂を使用せず、熱可塑性ポリマーを使用した製造が可能です。OneSailsのデザインチームが開発した高度なヤーン配列と効果的なパネルゾーン接合法を組み合わせることで、VantageOne™はシームの不具合や剥離を排除しています。
繊維はパネルの継ぎ目で不連続になっていますが、繊維の配列と水平方向の接合が完璧に行われているため、荷重分布の連続性は確保されています。
この厳しいラミネーションと成形の結果、正確な形状で収縮や歪みが少なく、耐久性のあるセイルが完成しました。カスタムファイバーの配列は、単純な「ロードパス」モデルに頼っている他のセイルブランドに比べて、「オフ・スレッドライン」方向に多くのファイバーを使用しています。これにより、効率的な構造が、有効風域を広げ、耐久性向上、形状保持により、トリミングがしやすくなります。
ヴァンテージワン™メンブレンはトワロン(ケブラー)、DSK-99ダイニーマ、カーボンなど様々な繊維を使用したものがあり、クラス規則で他の繊維を使用できない場合はポリエステルも選択できます。
また、フィルムやタフタをはじめ、フィルムレスタフタ(フィルムレスでグルーを使わず、構造膜の耐久性を向上させたもの)などもあります。さらに、TFTハイテク超軽量タフタ、コードゼロなどのダウンウインドやリーチングセイルに最適なブラックネイキッドもラインナップに加わりました。
ヴァンテージワン™メンブレンは、ワンセイルが提供する厳格に設計された連続モールドセイルと比較し、コストパフォーマンスの高い製品です。